【お参りの服装】友人の仏壇に命日のお参りをする際のマナーを解説
大切な友人を亡くし、葬儀でのお別れが終った後にもご自宅を訪ねて仏壇にお参りをしたいという人も多いのではないでしょうか。特に命日は残された人達にとって故人を弔う特別な日であり、親族を気遣うマナーも存在します。
今回はそんな命日での弔問の服装などのマナーについてご紹介します。
友人の命日にお参りしてもよいのか
友人の命日に訪問することは、結論として 良い でしょう。
ただし、 ご遺族のご都合に配慮して訪問すべき です。
友人の命日にお参りしたいときの連絡法
命日にお参りしたい際は、友人の親族に対して、故人や遺族の自宅を直接訪問する旨を 電話で 伝えます。
ご遺族とあまり交流がない場合は、自分と友人の関係性を簡潔に述べてから、お参りしたい旨を伝えると、良いでしょう。
突然訪問しても留守だったり、相手方の都合が悪かったりする場合もあるので、訪問する日時を相談して決めましょう。
相談する際は、自分の都合を伝えるのではなく、ご遺族のご都合を聞いて相談すると良いでしょう。
友人の命日にお参りしたいときの持ち物
ご遺族の自宅にお参りする際は、 お供え物 を持参しましょう。
お供え物は必ず持参しなければならないものではありませんが、手ぶらで訪問するよりは遺族も故人もきっと喜んでくれるはずです。
お供え物には菓子折りや和菓子など、なるべく日持ちするものを選びます。故人が生前好きだった食べ物を持参するのも無難です。
また、持参する場合は、「御供」の掛け紙を掛けましょう。
友人の命日にお参りしたいときの服装
友人・知人宅を訪問する際の服装は、 普段着 で構いません。
ただし、派手な色やデザイン、ジーパンにTシャツなどラフ過ぎる服装は避けましょう。特に、新盆を迎える前のお宅や故人が亡くなってまだ日が浅いお宅を訪問する場合は、できるだけ地味な服装で訪問するのがマナーです。
もちろん、葬儀や法要のように喪服や黒のスーツを着用しても問題はありませんが、遺族も私服の可能性が高いため、喪服を着て行くと一人だけ違和感を覚えることがあります。また、アクセサリー類は、なるべく身につけないほうが無難です。
友人の命日にお参りしたときのマナー
訪問した際のマナーは宗派によってお線香やお参りの作法が異なる場合もありますが、基本的な流れとマナーをご紹介させていただきます。
お参りの際の挨拶
玄関に招き入れられた際に、遺族へ「ご無沙汰しております。本日はお時間を頂きありがとうございます」などの挨拶をします。
それ以外にも故人との関係性や、遺族を気遣うような言葉を添えられるとよいでしょう。
お仏壇の前での振る舞い
自宅にあがったら、「お線香をあげさせてください」と一言断りを入れ、仏壇の前に座りましょう。
故人のために持参したものを遺族に手渡す行為は失礼にあたるので、お供え物を持参した場合は、仏壇に静かに置きましょう。
心配であれば「お供え物を持参したのですがどちらに置けばよろしいでしょうか?」と確認をとると安心です。
お仏壇へのお参りは、遺影や位牌に目をやり、静かに挨拶します。
そして、線香を1本手に持ち、火をつけます。このとき、ろうそくに火がついていなければ、先に自分で火をつけましょう。
次に線香を逆の手で軽くあおいで火を消します。
最後に線香を立てて、数珠を持った手を合わせお参りしましょう。
立てる線香の本数や折り方、唱える念仏は宗派によって変わりますが、基本的に自身の宗派に応じたお参りの仕方で問題ありません。
また、まれに焼香が設けられている場合がありますが、その際は焼香を優先して行います。
お参りを終えたら仏壇に向かって一礼し、座った状態のまま遺族のほうへ向きを変えてさらに一礼します。その後、遺族と故人の思い出話などをしますが、あまり長居せずにお宅を辞するようにしましょう。
まとめ
今回は、命日での訪問のマナーや服装についてご紹介しました。
友人・知人宅に訪問するケースは葬儀に参列するよりも少ないので、いざというときにこの記事を参考にしていただけると幸いです。
友人の命日の新しい過ごし方
本記事では友人のご自宅を訪問してお参りする上でのマナーについて解説してきました。しかし、場合によってじゃ訪問をお断りされたり、友人の仏壇が遠方にあり足を運べない、ということもあります。そこで、故人の友人達と一緒に思い出を振り返り、故人を偲ぶという命日の過ごし方をご紹介します。
弊社が運営している葬想式を使うことで距離と時間を越えて故人を偲ぶ機会を無料でお作りいただくことができます。
葬想式は招待制の追悼サイトを簡単に作れる無料サービスです。招待された人々がサイトに集い、思い出の写真やメッセージを投稿できます。公開期間中(3日間)はいつでも、どこからでもサイトにアクセス可能で他の参加者の写真やメッセージも見ることができます。参加人数、投稿写真枚数、メッセージの数は無制限、無料でご利用いただけます。
本サービスは誰かが開式者として場を立ち上げなくては始まりません。「私がやってもいいのかな?」という戸惑いはあるかもしれませんが、この機会に救われる共通の友人がいるかもしれません。
もちろん、葬想式を開式される際はご遺族に一報
友人達と追悼サイト作成サービス葬想式を使って〇〇さんを偲ぶ会を行いたいと思います。思い出の写真を共有し合ったり、追悼メッセージを寄せ書きのような形で集められるサービスです。X月X日からX月Y日まで開式していますのでよろしければ期間内にこちらのURLより様子をご覧ください
という形でご案内いただくことを推奨していますが、どうしてもご遺族と連絡が取れない場合は自由に友人が主催しても良い、というスタンスで本サービスを運営しています。もちろん、こういったことをご遺族の知らない所で行うことはできるだけ避けたいですが、大切な人を亡くし、偲ぶ心に優劣はなく、ご遺族も友人も等しく悲しむ権利があるという考えに基づき、このような運営を行っております。
葬想式を通じて、 ご葬儀に集まれなかった方も含めて故人様との思い出を振り返り、メッセージを綴るという機会 にもなりますし、友人が主催し、ご遺族も招待することで、 ご親族がお持ちでなかった故人様の写真をご覧いただく こともできます。
みんなで故人様に思いを馳せ、思い出を振り返り、メッセージを綴るという時間を命日という節目にお過ごしいただくというのはいかがでしょうか?葬想式は命日の慣習を代替するものではなく、命日が担ってきた役割の一部を補完する仕組みです。
偲ぶ会の選択肢として、誰にでもお使いいただけるよう無料の相談窓口がございます。ご遺族へお知らせするための文章を作るのが難しいなど、葬想式を開く上でのハードルを乗り越えるお手伝いをさせていただきます。こちらの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
また、こちらの葬想式公式サイトより、パンフレットの送付請求やサンプルページの閲覧が可能です。こちらも是非ご活用ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本記事が少しでも皆様のお役に立てましたら、冥利に尽きます。