
手元供養の仏壇選び!ミニ仏壇で始める新しい供養のかたち
「手元供養を考えているけれど、どのように仏壇を選べば良いのだろうか?」
「ミニ仏壇の日々のお手入れは何をしたら良いのだろうか?」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手元供養の仏壇は、サイズや材質、デザインなどのポイントで選ぶことができます。
本記事では、手元供養に適した仏壇セットの選び方や、お手入れ方法 について解説していますので、手元供養の仏壇について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
手元供養にミニ仏壇が向いている理由
手元供養は、常に身近に故人を感じられる供養方法 です。
現在、多くの種類の手元供養品が販売されていますが、その中でもミニ仏壇は現代のライフスタイルに馴染みやすいことが特徴です。
以下では手元供養にミニ仏壇が適している理由について解説します。
コンパクトサイズで置き場所を選ばない
ミニ仏壇は、一般的な仏壇よりも小さいサイズで設計されており、限られたスペースでも無理なく設置できます。
リビングの一角や棚の上などにも置けるサイズ感は、仏間のない家庭が増えた現代の住環境にも適しています 。
さらに、日常生活の中で自然と目に入る場所に置くことができるため、手を合わせる機会が増えるのも魅力です。

シンプルで扱いやすい
ミニ仏壇は、作りがシンプルで扱いやすいことも特徴 です。伝統的な仏壇と比べて装飾が少なく、扉の開閉やお供えの準備を簡単に行うことができます。
さらに、重厚な仏壇と比べて日々のお手入れがしやすく、こまめな掃除で綺麗な状態を保ちやすい ことも利点といえます。
現代の暮らしに調和するデザイン
最近のミニ仏壇は、一見仏壇とは分からないモダンなデザインで、インテリアになじむ種類が豊富にあります 。
特に、シンプルで洗練されたデザインの仏壇は、リビングや寝室に置いても違和感がなく、日常の空間に自然に溶け込みます。
のちほど詳しく解説しますが、デザインで仏壇を選ぶことも方法の一つです。自分のライフスタイルやお部屋の雰囲気に合ったものを選ぶことで、より自然に手元供養を続けられるでしょう。
気軽に始められる価格帯
ミニ仏壇は、比較的リーズナブルな価格で購入できるものが多いことも特徴です。
従来の仏壇が50万円以上、棚の上に置く「上置き仏壇」でも30万円ほどするのに対し、ミニ仏壇の価格相場は10万円以下のものがほとんど です。また、必要な仏具がセットになって3万円前後の費用で済むものもあります。
初めて手元供養を考える方にとって、無理なく始められる点は大きな魅力です。

いつでも大切な方を身近に感じられる
ミニ仏壇があれば、特別な場所を設けなくても、日常の中で自然に手を合わせることができます。例えば、リビングや寝室にミニ仏壇を置くことで毎日無理なく供養を続けられるでしょう。
故人を身近に感じながら、自分のペースで祈りを捧げられる 点は、手元供養の大きな魅力です。
手元供養にぴったりな仏壇セットの選び方
ミニ仏壇を選ぶ際には、サイズや材質、デザイン、仏具のセット内容 など、さまざまな要素を考慮することが大切です。
ここでは、手元供養にぴったりな仏壇セットの選び方について詳しく解説します。
お部屋に合わせたサイズ選び
ミニ仏壇を選ぶ際は、設置するスペースに合ったサイズを選ぶことが大切です。
事前に設置場所を決め、採寸してから仏壇を選ぶことで、スペースにぴったり合うものを見つけやすくなります。
ただし、多くの仏壇は奥行・高さ・幅が明記されていますが、幅は扉を閉じた状態の寸法であることが多いため、扉を開いた際の最大幅も確認しておくことをオススメします 。
なお、設置場所として 直射日光が強い場所や湿気の多い場所、神棚の向かい合わせや真下への設置は避けるのが一般的 です。
お線香の香りがつきやすいクローゼット付近も避けると良いでしょう。
材質とデザインのポイント
ミニ仏壇には、ウォールナットやメープルなどの家具材が使用され、明るく自然な色調のものが多いことが特徴 です。
材質は木材の使用量(工法)と生産地に並んで、価格に影響を与える要因の一つです。例えば、耐久性と美しさを兼ね備えた貴重な木材を多く使用したものほど高価格になります。
どの木材をどれだけ使用し、どこで生産されたかを確認することで、品質や価格の違いを理解し、納得のいく選択ができるでしょう。
さらに、ミニ仏壇は、現代の住宅になじむよう、デザイン性の高いものが豊富に販売されています。洋室・和室・リビング・寝室など、設置する部屋の雰囲気に合わせて選ぶのもよいでしょう。
インテリアや配色に合うよう、さまざまな素材や色味の仏壇があり、あらかじめ設置場所を決めておくことで、より適したものを選ぶことができます。
仏具セットについて
ミニ仏壇には、「仏具セット」として販売されているものがあります。仏具セットは、前香炉(お線香)・灯立て(ローソク)・花立て・仏飯器・茶湯器・線香差しの6点セットが基本 ですが、6点飾るのが難しいミニ仏壇の場合などは、前香炉・灯立て・花立ての3点セットを選ぶこともできます。
仏具セットは供養に必要な道具を一式揃えることができる便利なセットといえるでしょう。仏具のほか、おりんやミニ骨壺などもセットになっている場合があります。

毎日のお手入れと供養の方法
ミニ骨壺を綺麗な状態で保つためには、日々のお手入れが欠かせません。ここでは、毎日のお手入れや供養の方法についてご紹介します。
日々のお参り(お水・お花)
毎朝、新しいお水やお花をお供えすることで、故人を偲ぶ時間を作ることができます。お水は仏具の湯呑(茶湯器)やガラスコップに入れます。また、お花(仏花)は仏様やご先祖様のほうではなく、お参りする私たちに向けるのが一般的とされています。
長持ちするお花や故人が好きだったお花を選ぶことも心を込めた供養につながります。
なお、お花は生花でなく、造花やプリザーブドフラワーでも問題ありません。

お仏壇周りの掃除方法
ミニ仏壇は、こまめにホコリを払うなど、簡単な掃除を日々行いましょう。基本の手順として、まず毛払いで埃を払ったあと、柔らかい布で乾拭きします。水拭きは塗装剥がれやカビ、木地の変質を引き起こす可能性があるため、仏壇・仏具を掃除する際は必ず乾拭きを行うようにしましょう。
また、仏壇は湿気に弱いため、湿度が低く、晴れた日に掃除をすると良いでしょう。
仏具のお手入れ方法
仏具も仏壇と同様に、毛払いで埃を払う→柔らかい布で乾拭きするという手順が基本です。
この際、おりんは素手で触ると変色の原因になるため、直接触らないよう注意が必要です。もし触ってしまった場合は、すぐに乾拭きをしてください。
また、メッキ加工や漆加工の仏具は表面の塗装が剥がれる恐れがあるため、特に優しく扱うことが大切です。
手元供養の際は粉骨してからミニ骨壷へ
現在では、納骨できるタイプのミニ仏壇も売られているようです。また、ミニ仏壇と同様、コンパクトで扱いやすいミニ骨壺も手元供養には適しています。
このようなミニ仏壇やミニ骨壺に納骨する際は、遺骨を細かい粉末状にする 「粉骨」がオススメ です。粉骨はご自身で行うことも可能ですが、専門の業者に依頼するほうが確実で、安心して手元供養を始められるでしょう。
例えば、 こちらのサービスのように粉骨を請け負っている業者もあります。遺骨を丁寧に取り扱い、依頼者の気持ちを汲んでくれる信頼できる業者を選びましょう。
まとめ
手元供養にミニ仏壇が適している理由や、ミニ仏壇の選び方、日々のお手入れ方法について解説しました。
ミニ仏壇はデザインに富んでいるため、ライフスタイルやお部屋の雰囲気にぴったりのものを選び、大切な故人を身近に感じながら日常的に供養を続けることができると良いですね。
手元供養やミニ仏壇をお考えの皆さまにとって、本記事がお役に立てましたら幸いです。
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本記事をご覧になった方の中には、手元供養について考える過程を通じて、改めて故人に対する想いが高まっている方もいらっしゃるかもしれません。
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