【保存版】樹木葬の種類を徹底解説!あなたらしいエンディングを叶えよう

【保存版】樹木葬の種類を徹底解説!あなたらしいエンディングを叶えよう

近年、テレビや新聞でよく聞く「樹木葬」。その言葉のイメージから、個人の遺骨の上にまるで生まれ変わりのような木が立派に立ち、自然にも優しいイメージを思い浮かべると思います。しかし、実際の仕組みや具体的な埋葬方法について知る方は、まだ少ないのではないでしょうか。

本記事では、そういった樹木葬の種類や場所、方法について詳しく解説します。誰もが迎えるエンディングが、あなたらしいものになるようぜひ参考にしてみてください。

樹木葬ってどんなお墓?基本情報とその種類

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標とする埋葬方法です。

近年注目を集めてきた背景には子供や孫に負担をかけたくない方や、後継者がいない方の増加、用地不足問題などが挙げられます。

また、自然志向の方にも人気が集まり、2022年以降は樹木葬を選ぶ人が2〜3人に1人の割合まで増え、もはや定着していると言えます。

鎌倉新書図
出典: 鎌倉新書 【第14回】お墓の消費者全国実態調査(2023年)霊園・墓地・墓石選びの最新動向

一口に樹木葬と言っても様々な種類があることをご存知でしょうか?どのようなタイプがあるのか詳しく見ていきましょう。

樹木葬ってどんな立地でできるの?

樹木葬は全国各地で実施ができるようですが、大きく分けて以下の3つの種類があります。

樹木葬の種類

都市・公園型

都市部や郊外の霊園や寺院に設置されています。シンボルツリーの周りに遺骨を埋葬し、
石碑のプレートが木の周りをずらりと取り囲んでいるのが印象的です。

里山型

自然豊かな場所で、自然の地形を生かした場所で埋葬するタイプです。墓地の許可を受けた
山林の中にあり、自然の中での安らぎを感じられるのが特徴です。新しく樹木を植える方法と、自生している木を墓標にする方法があります。埋葬場所には、目印を立てたりするところが多いので、遺族はそれを目印にお参りに行くことができます。

庭園・ガーデニング型

決められた区画内にイングリッシュガーデンや日本庭園を作り、色とりどりの草花に囲まれた中で
埋葬するタイプの樹木葬です。

色々なタイプがありますが、私有地で許可を受けず樹木葬を行うことは「墓地、埋葬等に関する法律」において違法となりますのでご注意ください。

樹木葬ってどんな埋葬方法があるの?

合葬型・集合型

他の方の遺骨と一緒に埋葬する方法です。個々の骨壷から遺骨を取り出し埋葬します。他の方の遺骨と混ざるため、埋葬後個人の遺骨を取り出すことはできません。合葬型とは違い、他の方の遺骨と混ざらないのが集合型。個々の骨壷をそのまま地上や地中の決められた場所に一箇所にまとめて埋葬します。

個別型

従来のお墓のようにご家族ごとの区画が設けられます。シンボルツリーを自由に選べたり、プレート型の墓石を置いたりすることができます。代が途絶えてしまってもそのまま残るものと、一定期間が経過すると合葬スペースに改装されるものがあるため事前確認が必要です。

樹木葬の費用は?

従来のお墓を新たに作る場合、一般的には100万円〜300万円程の費用に加え、維持管理費がかかり、その費用と内容は霊園や寺院によって様々です。一方、樹木葬の場合、地価にもよりますが、高くても80万円程度のところが多く、埋葬方法によっては安価にすますこともできますので、詳しくみていきましょう。

  • 5万円〜20万円
    費用を抑えたい方は「合葬型」にしましょう。墓標を新しくたてず、遺骨もまとめて埋葬するため、主に土地使用料のみの費用で済みます。

  • 15万円〜60万円
    「集合型」に見られる相場です。複数名で使用する場合、その都度埋葬料が発生する場合があります。

  • 20万円〜80万円
    「個別型」の相場です。従来のお墓と同じように区画が区切られますが、カロートと呼ばれる遺骨を安置するスペース内に何名分まで入ることができるのか、その都度埋葬費用がかかるのか、要確認です。

自然に還るイメージがある樹木葬ですが、実際は木の周りに石のプレートを並べ、地中に埋まったカロートの中に遺骨や骨壷を入れるため、厳密には自然に還らない霊園や墓地がほとんどです。気になる場所があれば、必ず現地確認することをお勧めします。

自然循環を促す埋葬方法「循環葬®︎」について

自然に還るという点において、森本来の景観と環境を考慮した「循環葬®︎」という新しい葬送方法をご存知でしょうか。墓標も何も残さず、遺骨をパウダー状にして土の中にそのまま埋葬する、自然循環しやすい葬法です。

その後、遺骨は土や樹木の栄養となり、健やかな木や森の成長に繋がります。このグリーンフレンドリーな葬送を、国内で唯一展開しているのは、RETURN TO NATURE(大阪府と兵庫県の府県境にある能勢妙見山内)。

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撮影:中島光行 (TO SEE inc.)

土壌学や肥料学を専門とする神戸大学 生命機能科学 土壌学の鈴木助教が、環境アドバイザーとして参画し、自然環境に優しい方法で埋葬を執り行っています。

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※循環葬・樹木葬・一般墓の比較一覧 出典:RETURN TO NATURE

循環葬 樹木葬 一般墓
遺骨が土に還る ×
森林を利活用 × ×
森林を保全 × ×
未来の自然に貢献 × ×
墓標を立てる ×
後継者不要 ×
明瞭会計 ×
管理費不要 ×

循環葬の費用は?

生前から森林浴の場として使え〝森と生きる〟ことを提案しているため、生前契約の方が安価。

  • 個別葬
    埋骨依頼者が個別葬エリアの中から埋葬場所をご指定頂け、7年間は同じ場所に他の方のご遺骨を埋葬しません。

生前契約 77万円
死後契約 88万円

  • 合葬
    区画を分けず、他の人と共に眠る合葬エリアに埋葬します。埋葬後、遺骨は土や木の栄養となりますが、すぐに別の方を同じ場所には埋葬せず、少しずつ場所をずらして埋葬します。

生前契約 48万円
死後契約 55万円

  • 合葬ペア割
    お二人分の遺骨を合葬エリアに埋葬します。ご夫婦、ご家族、ご友人、パートナーなど、間柄は問いません。

生前契約 90万円
死後契約 105万円

全て、ご契約後の管理費などは発生しません。また、売上の一部を寺院内の森林保全や森林保全団体への寄付に充てることで、豊かな森作りにも貢献しています。国土面積の約7割が森林という森林大国日本では、林業の衰退や人口減少を背景にたくさんの森が長年放置され、荒廃が進んでいます。

RETURN TO NATUREの森も、長年廃棄物がたくさん放置されていましたが、RETURN TO NATUREの手が入ることにより、森本来の美しさを取り戻し、ご遺族やお仲間のお墓参りの時間を森林浴へと変えています。

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撮影:中島光行 (TO SEE inc.)

誰にでも必ず訪れる“死”を森林保全に繋げるRETURN TO NATUREで、次の世代に「豊かな森」という遺産を残しませんか?

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むじょう編集部
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