生前整理で出た不用品の処分・買取について解説

生前整理で出た不用品の処分・買取について解説

近年、終活のひとつとして注目を浴びている生前整理。また、暮らしを良くするための断捨離としての役目もあります。
生前整理は必要な物と不要な物を分けるだけですが、実際に行ってみると、出た不用品の処分などに困ってしまうのでは?という不安もあると思います。
今回はそんな生前整理で出た不用品の処分・買取について解説していきます。

生前整理で出た不用品の分け方

生前整理で出た不用品は以下のように分けて処分ができます。

処分する

売れなそうなもの、もう使えなそうなもの、使い古した物はゴミとして処分するか、リサイクルに出してみましょう。

買い取ってもらう

まだ使えそうなもの、プレミアがついているもう売っていないものは不用品でも買い取ってもらえる場合があります。少しでも「買い取ってもらえるかも」と思ったらお店やフリマに出してみると良いでしょう。

人に譲る

まだ使えるけど売るのが大変なものなど、相手が欲しければ譲ることもできます。

生前整理で出た不用品の処分方法

生前整理で出た使い古したものや、売れなそうな不用品の処分方法は主に三つあります。

粗大ゴミに出す

使い古していて売れないような大きな不用品は、粗大ゴミに出すことができます。
粗大ゴミの対象となるものは原則として、家庭電化製品類・自転車・冷暖房器具・タンス・テーブルなどで、最大辺が40センチメートル以上のものです。
最大辺が40センチメートル未満のものであっても、着火装置のあるストーブやカセットコンロなどは、粗大ゴミとして扱うことが可能です。
粗大ゴミの出し方は地域によって異なるので、ご自身の地域のルールを事前に調べてから出しましょう。

粗大ゴミ

リサイクルセンターに持ち込む

生前整理で出た不用品の中でも、リサイクルできそうな物はリサイクルセンターに持ち込むことができます。
対象となるものは、燃やせない粗大ゴミ・資源・燃えないゴミなどです。これらはリサイクルセンターに持ち込むとリサイクルしてもらえます。
また、燃やせるゴミ、燃やせる粗大ゴミなどはリサイクルセンターではなく、クリーンセンターに持ち込むことができます。

業者に来てもらう

不用品が多くある場合は、不用品回収業者に来てもらい、持って行ってもらうこともできます。
業者に来てもらうメリットは、自分で不用品を運ぶ必要がないことです。不用品が多い方や、不用品を自分で運ぶのが大変な方におすすめです。
業者に来てもらう場合、買取に料金が発生することがあるので、事前に調べてから頼むと良いでしょう。

生前整理で出た不用品の買取

フリーマーケットに出店する

不要だけどまだ着られる衣類などは、地域のフリーマーケットなどに出してみるのも良いでしょう。
メリットは、自分で値段を決めて売ることができることです。
デメリットは、売れるかどうかはお客さん次第なところと、値切られてしまうことがあることです。

フリマアプリやネットオークションで販売する

フリマアプリは、自身で値段を決めて出品することが可能です。しかし、値切られたり、送料や手数料が取られてしまうこともあります。
ネットオークションの場合、プレミアが付いている商品や、もう手に入らないものなどは売れやすいですが、それ以外の物を売る場合はあまり向いていません。

リサイクルショップに持ち込む

まだ使えそうな物や、売れそうなものがあった場合、自身で売るのが大変な場合(郵送できる大きさではないなど)はリサイクルショップに持って行ってみましょう。
リサイクルショップのメリットとしては、持って行くだけで査定して買い取ってもらえることです。自身で郵送準備をしたり、売れるまで家に置いておかなくて良いので、すぐに不用品を処分したい方におすすめです。
デメリットは、あまり高い値段がつくことが少ないことです。自身でフリーマーケットやフリマアプリに出した方が高く売れることが多いです。

骨董品はしっかり鑑定してもらう

骨董品を処分する場合は、まずしっかり鑑定してもらってから、売るのか、遺産として取っておくのか決めると良いでしょう。
自身がいらないと思っているものでも、鑑定したらそれなりの価値になる場合もあるので、美術品や骨董品は自己判断せず、鑑定してもらいましょう。

骨董品

生前整理で出た不用品を人に譲る方法

身内・友人に必要ないかを尋ねる

まず最初に、身内に必要かどうかを尋ねてみましょう。手があがらなかった場合は、友人に必要か尋ねてみるのも良いでしょう。

ネットの地元掲示板にアップする

ジモティーなどの掲示板で欲しい人を募集することも可能です。
ジモティーの場合は、無料でも有料でも譲れます。
メリットは、直接会って渡す場合は送料がかからないことです。会う場所に行くまでの交通費や不用品を持っていく労力はかかりますが、近くに住んでいる場合は車で渡しに行くこともできます。
デメリットは、会って渡す場合や郵送の場合のプライバシーが気になることです。プライバシーが心配な方にはあまりおすすめできません。直接知らない人と会わなければいけなかったり、住所をお互い知らせなければいけないので、そういったことが気になる方は他の方法で不用品を人に譲りましょう。

生前整理で出た不用品を人に譲る際の注意点

使い古したものを押しつけるのはやめる

人に譲る物なので、たとえ身内だとしても使い古した物を押し付けることは避けましょう。人に物を譲る場合は、もらった側が気持ち良くもらえる物を譲ることを心がけると良いでしょう。

不要といわれたものを押しつけない

どんなに価値が高かったり、良い物でも、相手も考えてから答えを出しているはずなので、
いらないと言われたら無理に押し付けることはやめましょう。

高価なものを譲ることは控える

高価なものの場合、遺産として相続できることが多いので、なるべく譲ることは控え、遺産として保管しておくのが良いでしょう。
どうしても譲りたい場合には、誰に何を譲ったかを家族に伝えておくことが大切です。

まとめ

今回は、生前整理で出た不用品の処分・買取について解説しました。
生前整理は、行うことで家の中の不用品が減らせるので、暮らしを良くする断捨離の役目も果たせます。
また、生前整理を行っておくと遺産の有無がはっきりし、相続のトラブルにもなりにくいので、この記事を参考にぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

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監修・奥山晶子
監修・奥山晶子
株式会社むじょう 編集者
冠婚葬祭互助会に従事し、その後おもだか大学名義で「フリースタイルなお別れざっし 葬」(不定期)を刊行。現在は葬儀や墓など終活関連の記事を手がけるライターとして活動中。2012年より2年間、NPO法人葬送の自由をすすめる会の理事をつとめる。主な著者に『葬式プランナーまどかのお弔いファイル』『ゆる終活のための 親にかけたい55の言葉』がある。