メモリアルコーナーを手作りしたい!おすすめの工夫や置くものを紹介

メモリアルコーナーを手作りしたい!おすすめの工夫や置くものを紹介

ここ数年で多く見かけるようになってきた「メモリアルコーナー」は、故人の写真や、実際に使用していた物などを展示することで、参列者が故人の人柄を偲ぶ意味があります。

しかし、遺族の立場となった際に、設置を検討してどのようなものを飾ればよいのかと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、メモリアルコーナーをつくる意味をあらためて考え、メモリアルコーナーを手作りするときの工夫や、写真以外にどのような品を飾ることで印象的なコーナーになるのかを詳しく解説させていただきます。

メモリアルコーナーとは

メモリアルコーナーとは、葬儀の中で故人の思い出深い写真や映像、趣味などで使用していた物を展示するスペース の事です。
メモリアルコーナーを設置することで、より一層故人を偲び、深く敬意を払うことが出来ます。

メモリアルコーナーの設置場所は、一般的にはホールの入り口ですが、メモリアルムービーなどの映像を流したり、写真を壁に掛ける仕様にしたりなど、設置方法はさまざまです。

飾る物の大きさによっても、設置できる位置は異なりますので、設置する品に応じて遺族で話し合うと良いでしょう。

メモリアルコーナーをつくる意味

  • 遺族にとって
    故人には遺族と過ごす時間以外にも、友人や会社の仲間などと過ごす時間があったでしょう。そのような場面を写した写真を飾っておくことで、葬儀当日に 参列者から故人の意外な一面を聞けるきっかけ になるかもしれません。

  • 故人にとって
    メモリアルコーナーをきっかけに、ご遺族と故人の友人がお話してる姿を見たら、きっと 故人もお喜び になるでしょう。

  • 親族にとって
    笑顔をはじめとする写真を飾ることで、 故人の人柄を思い出すきっかけ になります。
    また、身に着けていたもの、大切にしていたものは人柄をにじみ出すものです。「これが好きだったな」と思い出すきっかけになるでしょう。

  • 参列者にとって
    メモリアルコーナーがあることで、 葬儀の悲しく暗い雰囲気に温かみを添えることが出来ます 。悲しい気持ちで葬儀場に訪れた参列者が、故人との思い出を振り返るきっかけとなり、温かな気持ちをもってもらえるかもしれません。
    また、葬儀は故人の死を受け入れる場でもあります。そのような場に故人の生きていた証を展示することで、故人の死を前向きにとらえるきっかけにもなるでしょう。

メモリアルコーナーを手作りするときの工夫

  • コンセプトを決める
    まずはどんなものにしたいのか、コンセプトを決めましょう。
    ただ、思い出の品や写真を並べるだけではまとまりが無いので、 故人が好きだった事や場所、食べ物などを思い返してみましょう
    そこからコンセプトを決め、写真や思い出の品を選んでいくと良いでしょう。

  • 写真選び
    写真は真っ先に目に入り、心に残るものです。よって写真選びは特に重要です。
    写真を選ぶときは慎重に故人に恥をかかせないように注意しましょう。故人が見せて欲しくなさそうな写真は飾るのは控えます。
    良い写真がたくさんあり、選ぶのに困った人は最初に決めた コンセプトに沿って写真を選んでみる と良いでしょう。

写真

  • 手元に飾れるものが無い場合
    遺族の中には、しばらく家を離れていたから、何を飾ったらいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    もし、手元に飾れるものがない場合は, 故人の友人から借りる のがおすすめです。

定期的に会っていた友人や同級生から思い出の品や写真を借りることで、懐かしい気持ちとともに故人を偲ぶことができます。
ただし、借りものなので、しっかりと保管し、決して破損しないよう注意しましょう。

メモリアルコーナーを手作りするときにおすすめの展示品

  • 写真
    メモリアルコーナーで定番なのは写真です。思い出の写真を見ることで、 そのときの場面を思い出す ことができるでしょう。
    写真を飾る際には、写真立てや額縁に入れるとさらに統一感が出ます。

写真

  • アルバム
    写真を写真立てや額縁に入れずに、アルバムにしてまとめて置いておくという方法もあります。
    例えば、 故人の両親が作ったアルバムをそのまま展示したり、年代別に分けて展示しても良いでしょう

アルバム

  • 動画
    メモリアルムービーを作り、流すこともできます
    機材の有無を葬儀社に確認しましょう。
    もし、自分で作るのが難しい場合はプロに依頼して作ってもらうこともできます。

動画

  • 思い出の品を置く
    故人が好きだったもの、趣味のもの、いつも身につけていた物、大切にしていた物などを展示する のも良いでしょう。
    故人の人柄がより一層伝わります。

思い出の品

  • 似顔絵
    亡くなった後に写真を見つけるのが大変な場合は、似顔絵を飾る のも良いでしょう。
    絵の上手い友人や親族、お孫さんにお願いすることも可能ですが、プロの方に依頼することも可能です。
    作成者の方には必ず謝礼が必要ですので、気をつけましょう。

似顔絵

まとめ

今回は、メモリアルコーナーをつくる意味や、メモリアルコーナーを手作りするときの工夫や、写真以外にどのような品を飾ることで印象的なコーナーになるのかを詳しく解説させていただきました。

メモリアルコーナーは葬儀に参加するすべての人の心を温かくします。
メモリアルコーナーを手作りする際にはぜひ、この記事を参考に作ってみてはいかがでしょうか。

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監修・奥山晶子
監修・奥山晶子
株式会社むじょう 編集者
冠婚葬祭互助会に従事し、その後おもだか大学名義で「フリースタイルなお別れざっし 葬」(不定期)を刊行。現在は葬儀や墓など終活関連の記事を手がけるライターとして活動中。2012年より2年間、NPO法人葬送の自由をすすめる会の理事をつとめる。主な著者に『葬式プランナーまどかのお弔いファイル』『ゆる終活のための 親にかけたい55の言葉』がある。