友人が主催する偲ぶ会・お別れ会をご紹介

友人が主催する偲ぶ会・お別れ会をご紹介

昨今、家族葬や直葬(火葬式)の増加によって故人の友人がお葬式に参列できないことが増えています。大切な友人を亡くし、お別れの機会がないのはとても辛いことです。

クラスメイトや部活、会社やサークル活動の友人と、故人を偲ぶ会をしたいと思っても、ご遺族の気持ちを考慮すると友人だけで行動を起こすのは気が引けてしまう方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、友人が偲ぶ会を主催する際の流れと注意点についてご案内します。前半は従来通り、会場を予約して対面で行う偲ぶ会について。後半は、非対面で遠方に住む友人も交え、無料で偲ぶ会を開式できるサービス「葬想式」についてご紹介します。

当然、ご遺族の気持ちに配慮することは大事ですが、大切な人を想う気持ちに優劣はありません。血縁の有無でお別れの機会の有無を決めないように、誰もが持つお別れをする権利を行使できるように、本記事をお役立ていただけますと冥利につきます。

故人を偲ぶ会とは

偲ぶ会とは、葬儀の後に行う告別の会を指します。通夜や葬儀は、故人とのお別れの機会であることと同時に、宗教儀式としての役割を持ちます。一方、偲ぶ会は、宗教的な作法を気にする必要もなく、平服で自分達らしいお別れができるという意味で、葬儀が小規模化するこれからの時代にあったお別れの形といえます。
また、ご遺族が主催するという決まりもなく、友人や会社、サークル活動の仲間が主催することもできます。ご葬儀が身内だけで執り行われた場合、友人はお別れを諦めることになりますが、偲ぶ会を後日行うことで想いの行き場ができ、心残りや遣る瀬無さが少しでも解れる機会になるかもしれません。思い出を振り返ったり、故人を介してつながる人々が関係を結び直すなど「これからを生きる人々」にとって貴重な機会になります。

友人が偲ぶ会を催す上での検討事項

偲ぶ会の主催者の心得

主催者は、親族、友人、会社、生前に参加していたサークル活動団体など様々です。本記事では友人が主催する前提に立ちます。基本的には、誰が主催する場合も開催にあたる了承をご遺族にいただいてから話を進めます。ご遺族に連絡するのは勇気がいることかもしれませんが、お悔やみの言葉と故人との関係性を伝えた上、みんなで故人を偲びたい旨を丁寧にお伝えすれば問題ありません。

偲ぶ会の開催時期・会場・費用

偲ぶ会の開催時期については亡くなってから一ヶ月後以降、四十九日、一周忌などを目安とすることが多いです。故人のお誕生日や何かの記念日と重ねても良いでしょう。偲ぶ会の良さは、ご葬儀と違い時間に余裕を持って検討できることです。仲間と集い「どんな偲ぶ会だと◯◯さんは喜ぶかな?」と__企画する時間そのものが尊い__ものです。

会場については人数に応じて決定することになります。偲ぶ会は場所に決まりがあるわけではありません。故人と縁のある場所や、みんなの思い出のお店などを選ぶと良いでしょう。大人数で行う場合はホテルやホール、少人数で食事をしながらゆっくり思い出話をしたい場合は、レストランで行うこともあります。

費用についても、会場やお料理次第です。ご友人が主催する場合、案内の時点で香典は受け取れない旨を明記し、会費制とするのが良いでしょう。借りた場所、もしくは予約したお店でどのくらいお金が必要なのか試算し、人数で割った金額を会費とします。相場としては8,000円〜20,000円程度です。会費を当日に集める場合は当日来られなくなる方が出てくることもありますので注意が必要です。

お金をかけなくても、素敵なお別れの場を作ることは可能です。思い出の品や写真の展示を行うなど工夫をすることで__お金では買えない“故人らしい場”__を表現することができます。これも、偲ぶ会だからこそできることです。

偲ぶ会の案内について

偲ぶ会の案内は、__2つ折りのカード__を封筒に入れて送ります。単カードでも問題ありませんが、2つ折りのカードの方が印象が良いでしょう。封筒の中には返信用ハガキも同封します。まとめると、「封筒+2つ折りの案内カード+返信用葉書」の3点を用意すれば問題ありません。
案内状に記載すべき最低限度の内容は以下の通りです。

誰のお別れの会なのか
時候の挨拶
開催場所、開催日時
会費について
服装について

丁寧なご案内を心がけ、皆さんと気持ちよくお見送りできるように準備しましょう。

友人も主催できるオンラインの偲ぶ会・葬想式

ここまで、対面で偲ぶ会を催す流れについて解説してきました。しかし、対面では遠方に住む方が集まれなかったり、感染症の心配もあります。
対面で集まれるに越したことはありませんが、できる・できないの0か100かの選択ではなく、__集まれないけど、オンラインで思い出を共有しあう__という「0と100の間となる選択肢」として、__距離と時間を越えた偲ぶ会を無料で開くサービス「葬想式」__をご紹介します。

葬想式では何ができる?

葬想式は3日で消える追悼サイトを無料で作れるサービスです。招待された人々がサイトに集い、思い出の写真やメッセージを投稿できます。公開期間中(3日間)はいつでも、どこからでもサイトにアクセス可能です。他の参加者の写真やメッセージも見ることができます。__参加人数、投稿写真枚数、メッセージの数は無制限、無料__でご利用いただけます。

 

葬想式はご遺族はもちろん、ご友人も主催できるサービスです。「私がやってもいいのかな?」という戸惑いはあるかもしれません。ご利用の際にはご遺族に一報を入れていただくことを推奨しておりますが、万が一連絡が取れない場合はご友人の一存で開式しても良いというスタンスで運営しております。__悲しみに優劣はなく、血縁の有無によって弔いの機会の有無が決まってしまわないようにという願い__を込めているからこその運営方針です。

今は亡き大切な人に想いを馳せながら、どの写真を投稿しようか昔のカメラロールを遡ったり、伝えたい言葉を紡ぐことで大切な人がもう亡くなった日常へと進む第一歩になるかもしれません。昔のお写真がお手元になくても、言葉を綴ることはできます。たくさんの思い出で溢れる素敵な場で偲ぶ時間を過ごされてはいかがでしょうか?

ご遺族にどんな連絡をしたらいいかわからない、招待文を作るのが難しいなど、葬想式を開式する上でのハードルを乗り越えるお手伝いをさせていただきます。こちらの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

また、こちらの葬想式公式サイトより、パンフレットの送付請求やサンプルページの閲覧が可能です。こちらも是非ご活用ください。

なぜ無料?

無料のサービスなのでご利用の際に不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。葬想式では3日間に渡って参加者同士思い出を共有しあい、思い出の写真やメッセージが寄せられます。そのメッセージや写真は開式から3日間が経過すると消えてしまいます。デジタルデータは劣化せずに半永久的に残せるという強みがありますが、大切な人との死別に際してそれが本当に良いことなのか、私達で問い直しました。鮮明なデータが半永久的に残るというのは、大切な人が生きていた日常から、もう会えない日常へと移り行く際に足かせになってしまうのではないかと危惧しています。そこで、葬想式で集まった写真やメッセージを紙媒体のアルバムを販売するというオプションサービスを提供しています。もちろんこれはオプションなので希望者のみの購入となります。葬想式のシステム自体のご利用は無料です。これが葬想式の開式が無料である理由です。

でもやっぱり対面の偲ぶ会がいい

葬想式の発起人である私がこんなことを言うのも少々違和感があるかもしれませんが、やはり__リアルでの体験をデジタルで置き換えることはできません__。葬想式はリアルの代替を目指しているのではなく、リアルの中で抜け落ちてしまう部分を補完することを目的としています。感染症の影響・物理的な距離や時間。このような障壁を乗り越えることができるのはデジタルの強みです。また、__自分の知らない故人の一面や、誰かの記憶にある故人との思い出を一斉に知ることができるという体験はデジタルならでは__です。
どうしても対面での偲ぶ会が難しい時や、対面の会と非対面の会を組み合わせたい時に、葬想式をご活用いただき、素敵なお別れのひと時をお過ごしいただけますと幸いです。

葬想式 詳細はこちら
公式 LINE で相談する
前田 陽汰
前田 陽汰
株式会社むじょう 代表
2000年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部オーラルヒストリーゼミ所属。葬送習俗の変化に関する研究を行う。研究内容が評価され2021年度SFC STUDENT AWARDを受賞。2020年5月に株式会社むじょうを設立し、距離と時間を越えて故人を偲ぶオンライン追悼サービス「葬想式」、亡き母へ贈る父の日のメッセージ展示イベント「死んだ母の日展、棺桶に入り自身の生を見つめ直す体験イベント「棺桶写真館」などの企画・運営を行っている。
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